人にやさしく
有川浩さんが、
「若い頃は、小説家になりたすぎるがゆえに、周りを大切にしないことがあった」
とインタビューで答えていた。
具体的にはどんなことなのかな、と思ったら、
「先生が授業をしてくれているのに、こっそり小説を書いていたり」
という内容だったので、
やはりそもそもの人間の質が違うじゃないか、という八方塞がりに陥り、1人デスクで頭を抱えた。
しかし、
「身近な人のことすら大切にできない人の書くものが、誰かの大切なものになるわけがない」
という言葉はずっしりきた。
午前中にマックを食べたら、結果1日中胃もたれしたような感じ。
うすうす分かってはいたけれど、文字にされてしまったことで、頭に或る感覚が実感となって掌中。
真理を突かれた。ぐさっ。
優しくなりたい。
この歳になってもハリネズミ。