カレーライス
カレーライス。
食べたいものがない時はとりあえずカレーを頼む。
美味しいカレーはあるけれど、不味いカレーはそうそうない。
安心と信頼のカレーライス。
誰でも作れるカレーライス。
日本中どこにでもあるカレーライス。
魅了してやまないカレーライス。
うんこ色なのに。
「うんこ」と思って見ていると、
見れば見るほどうんこに見えてくる。
人間の想像力をもってして、
りんごはうんこに見えないけれど、
カレーは3秒でうんこに見える。
人間だったらものすごくハンデ。
うんこみたいな人(見た目が)と仲良くなるには、
時間がかかりそう。
どんなに知的で話が面白くて誠実で周囲に優しくても、
”うんこみたいな見た目”って
短期間ではなかなか超えられない壁。
ここまで、うんこうんこ書いていても、カレーライスは食べられる。
おそらくわたしだけではなく、多くの人が「うんこ」の話をしながらでも、カレーライスは食べられるのではないだろうか。
(まず、食事の際にうんこの話なんてしない、という至極まっとうな意見は取り敢えず置いておく)
「想像力の遮断」
もしかすると、わたしたちは小さな頃から、「カレー」と「うんこ」でそのスキルを鍛えられているのかもしれない。