日曜日の夜
あの人がいる飲み会に行く。
今日はいつも穿かないスカート。
あの人は、酔うと脱ぎたがる癖がある。
わたしは、ドキドキしながら放っておく。
がっちりした腕。
ちょっと丸まった背中。
おへその下に生えている毛。
ないものばかり。
ずっと見ていたい。
耳たぶを触られる。
そんなことで赤くなる顔。
総じて、男の人はずるい。
すべて自分のものになったら、わたしはどうなってしまうだろう。
頭のてっぺんから、足の爪の先まで、全部触って確かめる。
生きてるな、って思うかな。
平気に見せているけれど、こんなこと考えているから、わたしもたぶんハレンチ。
月曜日の朝、はやくきて。